求人
夕方前、立ち寄った店の中に居た時、ガラス窓の向こう側で人が立ち止まってこちらを見ていました。中を窺っているのかと思いましたが、帰りに同じ場所に立ってみると、外向きに求人票が貼られていました。
変わらぬ光景
今日、実家のバルコニーで手すりから身を乗り出して下を見ると、家族が日曜大工をしていました。私が中学生だった頃、秋の休日に私が同じことをして、その時にも家族が何か作業していたことを思い出し、変わりなく家や家族のあることを私は喜びました。
街灯
寝室が面している路地には白色の街灯が点っています。大変明るくて、部屋のカーテンを開けておけば棗球を使わなくても室内が十分な明るさになります。
気になっていたこと
親子とは言え、別の世界を生きているようです。ある一人の長い生活に起こることには本人しか本当に関わることができない。私は昨日からこの辺りのことが気になっていて、ひとり確認しています。
動物
言葉がなく、自らの体験を語れない動物は生まれてからずっと、自分の体験しか世界を持たないものか?
どうなのかは分かりませんが、周りに個体がたくさん居て、同じ時代を生きているが、交差はしても、他の体験を知ることはほぼないように思われます。
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寝る前に窓辺で静かな辺りの様子を楽しんでいると、町内の南西の方角に強く降る雨の音が現れました。音はだんだん大きくなり、雨は人が走るくらいの速さでこちらへ向かっているようでしたので、私は窓を少し閉めてそれを迎えました。
風
空気を取り込む小さな窓を通った風がカーテンを動かしながら吹き降りています。外は今日も晴れ、暑くなりそうです。