蜘蛛
普段、使われていない部屋で、小さな蜘蛛が糸を張り、その真ん中でじっとしていました。部屋はよく掃除をして締め切ってあり、生き物はまず入って来ないところです。効率のよくない場所に陣取って獲物が来るのをひたすら待っていました。
善意
早く先へ行きたかったので、善意による必要のない行為に付き合う時間が惜しく、それに感謝しなかったため、立ち塞がってかえって更に先へ行くことができなくなりました。善意の鍋には感謝の蓋が欠かせないのでしょう。
彼岸
何年ぶりにか、お彼岸に帰った私から荷物を受け取り、パソコンの日記に記録している。荷物から自分への土産としたいものを抜きとって喜んでおり、私はそれでも良いかと考えながらそれを見ている。
お付き合い
日常で、いいことをしたい方が、どんどん良いことをしてくれるのですが、問題が起きたり、壊れたりします。お付き合いは大切ですので、親切心を喜ばなくてはなりません。そういう要素が実生活には含まれるものだと思います。
エアコン
引っ越してエアコンの備わっていない住宅に入りました。そして今年もエアコンを買いそびれ、今日は名月を見ながら涼しい夜風に当たっています。
記録
思い入れがある場所をいくつも思い出す事ができます。思い出すとそれらの場所について、一つ一つのお話ができます。いつか書き留めたいとの考えはありますが、前を見ていないと転びそうです。すべて書き留められる日は来るでしょうか。